研究テーマ
雑談対話システム
人と雑談を行う対話システムを実現するための研究に取り組んでいます.システムの応答を生成する研究の他にも,システムの不適切な応答を検出する対話破綻検出に関する研究や,対話システムをどう評価するかという評価指標に関する研究も進めています.
コンテンツ創作支援
対話システムと対話処理の技術を用いたコンテンツ創作支援の研究を行っています.状況やプロットに応じたキャラクターのセリフの生成,システム同士が対話を行うことによる脚本生成や対話形式で書かれたコンテンツの自動生成に取り組んでいます.
対話からの情報抽出
人間同士,および人間と対話システムの対話ログから様々な情報を抽出するための研究を行っています.
人狼ゲーム研究
プレイヤー同士の対話によりゲームが進行する人狼ゲームに関する研究を行っています.人間プレイヤーのゲームログ・議論の分析や,自然言語で対話できるゲームエージェントに関する研究を進めています.
その他の発表資料
Michimasa Inaba: Generating Character Lines in Four-Panel Manga, The 37th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computation (PACLIC2023), 2023. 【発表資料】
Ryutaro Asahara, Masaki Takahashi, Chiho Iwahashi, Michimasa Inaba: SumRec: A Framework for Recommendation using Open-Domain Dialogue, The 37th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computation (PACLIC2023), 2023. 【発表資料】
Michimasa Inaba, Yuya Chiba, Ryuichiro Higashinaka, Kazunori Komatani, Yusuke Miyao and Takayuki Nagai. Collection and Analysis of Travel Agency Task Dialogues with Age-Diverse Speakers, Proceedings of the 13th Language Resources and Evaluation Conference (LREC2022), 2022. 【発表資料】
卒業論文・修士論文題目
2023年度
修士論文
雑談対話システムのための非言語情報を活用したユーザ感情の考慮とリアルタイム性の向上
小説内のセリフとペルソナ情報に基づくキャラクタ対話システムの自動構築
対話システムを活用したユーザレビュー作成支援手法の提案
大規模言語モデルを用いた話者要約と観光地情報の拡張による観光地推薦手法の提案
卒業論文
ユーザの理解度を考慮したニュース解説対話インタフェース
ペルソナ対話システムのための文脈を考慮した応答評価
個人の特性に基づく共同創作対話の分析
2022年度
修士論文
事前学習済み言語モデルを用いた雑談対話に基づく観光地推薦
マルチソース学習を用いた対話形式コンテンツの自動生成
卒業論文
MultiWOZデータセットのアノテーションエラー自動検出と対話状態追跡モデルへの適用
トリビアスコアを考慮した知識に基づく雑談応答生成モデルの構築
2021年度
卒業論文
小説から生成した疑似対話に基づくキャラクター対話システムの生成
ユーザが撮影した動画を用いて応答する対話システムの自動構築
要約とキャラクター情報を用いた4コマ漫画の動作自動生成
2020年度
卒業論文
インタビュー動画を用いた対話システムの構築
オープンドメイン雑談対話に基づく観光地推薦
非対話データを用いた対話形式コンテンツの自動生成
研究プロジェクト
現在,以下のプロジェクトが進行中です.
モジュール連動に基づく対話システム基盤技術の構築 (新学術領域研究 (研究領域提案型))
対話システムを構成する複数のモジュールを連動させることで,システム全体の効用の最大化を目指すプロジェクトです.
大阪大学の石黒浩教授が領域代表の新学術領域研究「対話知能学」の研究班のうちの1つです.
インタラクティブなストーリー型コンテンツ創作支援基盤の開発 (NEDO 人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業 )
人と協調しつつインタラクティブに創造支援を行うAI基盤の構築を目指すプロジェクトです.
当研究室では,対話システムの技術を用いたゲーム・漫画等のコンテンツ生成に取り組みます.
非対話形式のテキストを用いた対話形式コンテンツの生成(科研費 挑戦的研究 (萌芽))
ニュースや解説文などの対話形式ではない(=非対話形式の)テキストから,その内容をわかりやすく伝えるための対話形式のコンテンツに変換するための技術開発を行います.